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ワハハ本舗30周年史

★ 東京ヴォードヴィルショーの若手公演を喰始が演出。この芝居をきっかけにワハハ設立メンバーは結束を固め、毎日のように酒を飲み歩く。すべてはここから始まってしまった。

  

★ この年の6月に東京ヴォードヴィルショーの若手として活躍していた佐藤正宏、村松利史、柴田理恵、久本雅美、渡辺信子の5人が放送作家・喰始と共に劇団を旗揚げ。すでに売れっ子作家であった喰のヘソクリを全額つっこんで渋谷に稽古場をかまえるが、無名で仕事もないのでメンバーが交替で電話番をする。無名で仕事もないので毎日稽古をして毎日酒を飲み歩く。

8月には 旗揚げ公演『村の力』上演(新宿タイニーアリス)。なぜか林家こぶ平師匠、宮沢章夫氏も役者として参加、突飛な思い出を作る。そして12月に、第2回公演『福祉』を上演(高田馬場・東芸劇場)。この芝居ですずまさ(当時は鈴政)、梅垣義明、吹越満、なんきん&中山宏子夫妻が正式メンバーとして参加。

  


★ 4月に、第3回公演『底ぬけ』(下北沢ザ・スズナリ)、8月に、第4回公演『御不幸』(下北沢ザ・スズナリ)を上演。 12月には第5回公演『踊る芸達者』(新宿タイニーアリス)を上演し、これらの公演を通じて、オカルト二人羽織、女囚漫才、リキミ落語、スプラッター演芸ブラザーズ、ガチョーンケチャ等数々のネタを開発。内容も筋書きなしのバラエティー形式になり、どこが「劇団」なのか不透明化。しかし一部モノ好きな業界人の熱い支持を得て、女優陣は日本テレビ『今夜は最高』にレギュラー出演する等、少し無名を解消してホッとして酒を飲み歩く。ここからテレビへの進出は始まる。

  

★ 3月の第6回公演『ワハハのスペース凸凹珍道中』(下北沢ザ・スズナリ)で、久本ナス(1号)が初登場。6月の第7回公演『ワハハの極楽探検隊』(下北沢ザ・駅前劇場)では演出を高平哲郎氏が担当。自慢シリーズを通して男性陣のキャラクターが暴走開始。ここで喰独自の論理でサンフランシスコ公演を目論むがコーディネーターがインチキで幻と化してしまう。

9月は急遽場所を箱根に移して第8回公演(&宴会)『芸者ボーイand寿司ガール』を上演(箱根湯本ホテル)。公演とイベントの境目のないワハハ・スタイルを確立した。そして12月に、第9回公演『ハテナ?』を上演(下北沢ザ・スズナリ)。伝説の赤塚不二夫合唱団、バカウーマンショウ、ヘヴィメタ演芸ブラザーズが舞台を席巻。豪華ゲストも登場。ちなみにこの年、全員でのタイ旅行も決行。

  

★ 7月に、第10回公演『ドラマinワハハ本舗』を上演(下北沢駅前劇場)。再演2作(『福祉』『底ぬけ』)に新作『極端』、さらに終演後にレイトショー(『ザ・営業』)を連続上演するという無謀な長期公演を行う予定が、喰の新作台本が初日に上がらず、新作部分を急遽『営業』に切りかえて上演。ヤケ酒が飛び交う。それ以来『極』という字がトラウマとなり、1990年『極楽てんやわんやカーニヴァル』公演まで封印される。

12月に、第11回公演『宗教』が上演(下北沢・駅前劇場)。キャッチフレーズは「世界人類がお笑いでありますように」。豪華ゲストが日替わりでステージに登場、よそでは見せられない醜態を続々と披露。さらに公演期間中に『ワハハの駅前シリーズ』(爆笑放送・縁日天国・激辛講演会・毒々ビデオ館・風雲結婚式・ごきげんホストクラブ)と銘打った日替わりイベントも決行。

  

★ 2月に『ザ・営業』が大阪、名古屋で上演。7月には、第12回公演『水着の人気者』が上演(新宿シアターアプル)。初の大劇場進出、初の椅子席で、佐藤&村松コンビによる開演前の絶妙の“客詰め”が見られなかった記念すべき公演。その佐藤&村松は、さぶブラザーズで客席を騒然とさせる。10月に『ザ・営業2』を大阪で上演。さらに、3月〜10月 『一人一店舗シリーズ』として個人公演を決行。等、現在まで継続する個人活動のスタートラインとなる。

  

★ 2月、ワハハ本舗株式会社を設立。晴れて法人化したが、事務所のたたずまいはどう見ても「会社」に見えなかった。

9月 第13回24時間耐久バスツアー公演『ワハハの脱線スチャラカ珍道中』を決行(志賀ハイランドホテル)。バス7台で行先不明のミステリーツアーの後、到着したホテルで芝居、宴会、SMクラブ等を行うという史上最大の馬鹿企画。しかも、翌朝に用意されていたオチの演出では、予定されていた宇宙船が飛ばずに参加客をずっこけさせた。

  


★ 9月に、第14回公演『ワハハの極楽てんやわんやカーニヴァル』を上演(浅草花やしき)。なんと浅草の花やしきを貸し切りにして乗り物券つきの馬鹿公演を決行。観客は何だかわけがわからないままチマチマしたジェットコースターに乗った後、芝居を鑑賞。この公演で初の公演パンフレット制作。少し商売っ気を出す。

  


★ 1月に、再び浅草花やしきで『ワハハの真冬の夜の夢/極楽てんやわんやカーニヴァル』上演。終演後、毎日のように浅草の屋台で酒を飲む。8月には、第15回公演『シェイクスピアだよ!全員集合!!』を上演(大久保グローブ座)。格調高いシェイクスピア専門の舞台(当時)にもかかわらず「シェイクスピアですから」とウソをついてまったく不似合いな内容の芝居を上演、以後グローブ座と仲良しになる。

この公演後、すずまさは放送作家に仕事を一本化、なんきん&中山宏子は役者休業、村松利史、渡辺信子は個人活動に専念……と、初期メンバーが全員揃っての公演は結果的にこれが最後となり、中期黄金ウンコ色時代に終止符を打つ。

  

★ 8月に『踊る座長vol.2』、12月に『踊る座長VS歌う梅ちゃん』上演(新宿シアターアプル)。佐藤&梅垣を中心に、柴田、久本、吹越がゲスト出演、オホホ商会がサポート。全裸での殺陣、鼻から豆にオムツ……と、現在にまで至る佐藤スタイル、梅垣スタイルが完成。梅ちゃんブレイクの前触れとなる。

  

★ 全体公演のなかった年だが、その反面、個人活動が急速に激化。特に久本のテレビ出演が急増。股間を叩きまくる。

  


★ 5月に番外公演『ワハハの脱線スチャラカ珍道中〜屋形舟編〜』上演(荒川)。これはバスツアー以来の、屋形舟に5時間乗りっぱなし無謀公演&宴会。あまりのことにワイドショーの取材まで来て馬鹿馬鹿しさを倍増。船酔いと酒酔いが大量発生。

9月には、第16回10周年記念特別全体公演『ずっこけ』を上演(新宿シアターアプル)。さらに、10周年記念特別地方公演『史上最強のショービジネス〜笑う芸達者』を名古屋、大阪、仙台で上演。ワハハのメンバー5人による感動青春ドラマが展開。公演パンフレットでは、それぞれの自宅を公開。10周年にふさわしいかどうかはよくわからないが面白かった。

  

★ やはり全体公演はなかったものの、久本はTVで大活躍、吹越&梅垣は野田秀樹演出のNODA MAP『罪と罰』に出演、柴田は『徹子の部屋』に出演、佐藤が映画『学校の怪談』出演……と、世間がどう思っているのかよくわからないがメジャーな感じになる。特に梅垣さえもがNODA MAPで大竹しのぶと共演、「梅ちゃん」「しのぶ」と呼び合う仲になったのは人類の想像を遙かに超えた驚異の出来事だった。

  

★ ワハハ本舗の5人に加えて、オホホ商会の成長、ポカスカジャンの結成&事務所加入、そして喰始の節酒による体調維持と、事務所全体のパフォーマンス能力が一段とUP。しかも佐藤のNODA MAP『TABOO』への出演、梅垣のNHK『秀吉』出演(ただしシーンの半分はカット)、柴田の「SMAP×SMAP」出演、吹越の映画『ガメラ2』出演などなど話題も豊富。

10月に、2年ぶりの第17回全体公演『極楽』(新宿シアターアプル)を上演。しかも11月には全国主要都市を回るツアーも決行、ワハハ本舗史上最高の動員を達成。総力を結集したそのステージは、設立12年目にして「第2期ワハハ本舗」へと歩を進めるこの集団の大いなる第一歩となった(たぶん)。

  

★ ワハハ各メンバー、オホホ商会、ポカスカジャン等のソロ公演、ライブ活動が激増。特に若手に関しては、喰始の自宅マンションが第2の稽古場となる。専属演出家が肩書きのはずの喰だが、構成、演出から食事の支度までこなす主婦感覚の演出家という新たな地平へ。12月には、ワハハ初のディナーショウ公演『幕の内』を決行、お客さんにもディナーを食べさせる。しかし、お食事中にもかかわらず、翌日は松田聖子が出演するという新高輪プリンスホテルのステージにうんこが飛び交ったのは言うまでもない。

この公演ですずまさが舞台復帰。ちなみに座長・佐藤正宏は17歳年下という新妻と結婚。かたや女座長・柴田理恵はテレビで大ブレイクして出演激増。パー&ナーが事務所入り。

  

★ 2年ぶりの第18回全体公演『大通夜』(新宿シアターアプル)の開催が決定。稽古初日はスケジュールの谷間を縫って箱根へ全員合宿、一泊宴会付きネタ会議開催。シラフの会議部分は2時間、後は延々と続く宴会会議。深夜には男風呂に男女入り乱れての混浴会議に及ぶ。総力を結集した舞台は、新宿での東京公演の後、全国主要都市をツアー。前回の記録を上回る史上最大の動員を記録する。

  

★ 全体公演はお休みイヤー。『一人一店舗』以来、人気公演となった梅垣「青い」シリーズは、シアターサンモールで『梅ちゃんの青い大聖堂』を開催、ポカスカジャンも公演を重ねるなど、個人活動充実。そんな中、オホホ商会が解散。残ったメンバーは、そんなに若くもない若手となって現在に至る。

  

★ 20世紀最後の第19回全体公演『大ザンス』(新宿シアターアプル)を6月からスタート。「芸術」をテーマにしてあいかわらずの出鱈目な舞台を全国ツアー(11都市)。どんどん飲む。この公演のパンフレットでは、撮影を平間至氏に依頼するという無謀な企画を敢行。その全体公演を前に、若手による「ちゃんとお芝居になっている」という奇跡の公演『ダイコンの花道』と『だいこんの花道』を上演。設立メンバーは、この公演を見て「もう一度芝居がしたい!」と切に思ったとか思わなかったとか。

さらに『喰始のショービジネスの作り方1stシーズン』が新宿プーク人形劇場でスタート。過去に築き上げた人脈に加えて、外部のヘンな(失礼!)芸人さん、パフォーマーが大量に喰始の元に集まり始め、劇団メンバーも入り乱れてじゃんじゃか飲む。

  

★ 2月に「緊急全体公演」と銘打って新宿シアターサンモールで第20回全体公演『大芝居』を上演。若手公演での「神風お笑い特攻隊」「エドウッドな人々」「だいこんの花道」を再演するスタイルで、ワハハは芝居もできるところをアピール。ポカスカジャンは、9月に日比谷野外音楽堂で『日比谷野音だポカスカジャン』を公演するという快挙を達成し、少し天狗になる。

  

★ 7月の第21回芝居全体公演『大芝居2』(「シンデレラの花道」「ゴーストライフ」〜@ 新宿シアターサンモール)に続いて、10月から第22回全体公演『大福祭』を開催。新宿シアターアプルを皮切りに、全国12都市をツアー。この時点で設立メンバー、旧オホホ商会のメンバーに加えて、ポカスカジャン、パー&ナー、3バカヘッズ、セクシー寄席、ジュンヤ村本、藤田大介、ついでに大福神など、出演者総勢約30名の大所帯化。

パンフレットの全員での撮影、稽古場の管理、本番での袖での早替え、打ち上げでの酒量などなど、いろんなことが熾烈を極め、誰が誰のダメ出しをしているのかカオスと化す。

  

★ 2月にミュージカル祭参加作品として『踊るショービジネス』を東京芸術劇場で上演。翌年の全体公演、そこから2000年代を彩ることとなった「踊る」シリーズがスタート。その他、柴田はソロ公演『ラマンチャのおばさん』を上演、すずまさがライブを復活、梅垣は『梅ちゃんの青い伝説』を全国ツアー、年末にはコマ劇場で『梅ちゃんの青いウッドストック』、ポカスカ、若手公演なども含め、喰始を休ませない公演連発状態に突入。

  

★ 6月に第23回全体公演『踊るショービジネス』を東京芸術劇場で公演。その後、9月まで全国18都市を巡るツアーを決行。出演者はやはり約30名。記念すべき20周年イヤーにふさわしく、新作を交えながらも、過去のステージで好評悪評が渦巻いたコーラスライン、ドラッグクイーン、全裸影絵など、独特のダンスネタ、音楽ネタを集大成。稽古のほとんどが踊るシーンに費やされ、高齢化するメンバーの足腰を再度鍛え上げる。しかも、ダンスの後の酒がうまいことを再確認。

また、壮絶タイトなスケジュールを縫って、WAHAHA本舗製作映画第1弾『冬の幽霊たち』を製作。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004にて上映、「ファンタランド大賞」を受賞しちゃっている。

  

★ 前年に稽古期間も入れると約半年間踊り続けて疲れたのか、踊る方の全体公演はお休み。6月に芝居全体公演『大芝居3』(「だいこんの花道」「ゴーストライフ」)を北九州で再演。7月に久本『久本雅美の大天才サーカス』(新宿シアターアプル)公演。9月には梅垣『梅ちゃんの青い豆御殿』(新宿シアターアプル)公演。この頃から、劇団と別に、いわゆる芸人さんが所属する「ワハハ商店」が立ち上がり、コラアゲンはいごうまん、ガッポリ建設、猫ひろし、ウクレレえいじなどが参加。

公演の全国ツアー化、柴田、久本などの人気者化、若手や新メンバーの参加といろんな要素が重なって事務所スタッフも増員。メンバー、社員、バイト、その他大勢といったいろんな人が狭い事務所と稽古場にパンパンにいることが恒常化。ちなみにクツを脱いで上がるシステムのため3メートルぐらい飛ばないと自分のクツにたどり着けないので来訪者は注意が必要である。

  

★ 1月に梅垣『梅ちゃんの青い追悼会』(新宿シアターアプル)、3月にポカスカジャン『キング・オブ・ベスト』(東京キネマ倶楽部)、4月にまたぞろ梅垣『梅ちゃんの青い迷宮』(日本青年館)、6月に柴田『女探偵・伴内多羅子シリーズ第2章〜砂犬』(新宿シアターサンモール)と着実に人気公演を重ねつつ、10月から第24回全体公演『踊るショービジネス2・ダンス王』を東京厚生年金会館でスタート。12月の焼津まで全国15都市をツアー。従来のメンバーに加え、楽珍トリオ、ラジークィーンが参加したことで出演者は30名を超える超大所帯化。ダメ出しと酒瓶が飛び交う中、全国をじゃんじゃか踊り抜けた。

  


★ またまた昨年の全体公演全国ツアーで疲れたのか、全体公演はお休み年。梅垣『梅ちゃんの青い童話・青空姫』、柴田『女探偵・伴内多羅子シリーズ第3章〜歌う探偵 悩む容疑者』など、単独公演が続く中、特筆すべきは年末の喰始自らの発案による『喰始の大生前葬』(新宿シアターアプル)であろう。

前年に還暦を迎えた喰始が死んだ、という想定で行われた画期的かつ感動的なステージだったが、あまりにオモシロネタを詰め込みすぎて、上演時間も画期的かつ感動的な長時間に及び、舞台監督が「久しぶりに頭に来た」とのシンプルな名言を残す。

  

★ 5月から第25回全体公演『踊るショービジネスFINAL・満月ダンス御殿の花嫁』スタート。東京厚生年金会館を皮切りに8月まで全国15都市をツアー。この公演から参加したジジ・ぶぅ、そしておなじみの(?)大福神などもカウントすると35名の出演者が登場。ますます足の踏み場は減少し、打ち上げでの酒量は増量。ただし設立メンバーは平均年齢約50歳(久本の修正申告含む)、酒量はやや減少。

「ファイナル」として「踊る」シリーズを締めくくることとなり、タイトルは、喰始が愛する往年の日本ミュージカル映画へのオマージュではあるが、結果的にどこが「狸御殿」だったのかよくわからないという、まさに狸に化かされたかのような感動を残した。

  

★ それまで約2年に一度、というペースが基本となっていた全体公演だが、何故か昨年に続いて2年連続となる第26回公演『無駄な力』(東京厚生年金会館)を上演。その志をさらに高めるために全体公演前の恒例となった「決起集会」も開催。結果的にバーベキューで飲んでいるだけのその河口湖合宿、喰始他スタッフによるタイへの衣装素材買い付け旅行、無数に開催される若手ユニットの単独公演、梅垣『梅ちゃんの青いお正月』(日本青年館)などの怒濤のスケジュールをかきわけかきわけ、踊ったり(また?)、ネタを作ったり、小道具を作ったり、毎晩飲んだりして現在に至る。

こうして振り返ってみると、メンバーや規模の変遷はあったものの、設立以来、本質的にはなーんにも変わっていないことがよーくわかる25周年。四半世紀の無駄遣いである。

  

★ 6月に第27回公演『バカの力』(東京芸術劇場)を上演。これにあたり、恒例の決起集会が開かれるわけだが、またまた喰始の無茶ぶりが。制作発表をかねた滝行イベント「T-1グランプリ」を半ば強引に開催。4月とはいえまだ寒い中、滝に打たれながらギャグをしろというものだが、冷水につかって言葉を発するのが精一杯。しかも、開催地が山奥だったためマスコミがまばらな状態は、滝に打たれて「バカ」に気合を入れただけだった。

  

★「力」3部作の最終章、4月に第28回公演『ワハハの力』(赤坂ACTシアター)が上演。ところが、稽古開始からわずか2日目の3月11日に東日本大震災で稽古は中止となり、ほぼ全員が帰宅難民となる。それでも、次の日から稽古は続行。頻発する揺れと戦いながら、イベント自粛ムードにおびえながら毎日稽古に励む。様々な物資調達が難しかった中、公演は4月上旬に無事に初日を迎え、「久しぶりに笑った」というお客さんの感想が多かったのが印象的だった年であった。

  

★ 4月に第29回公演『ミラクル』(日本青年館・銀河劇場)が上演。ワハハのポスターといえば、裸タイツであったり、猿の扮装であったり、キンキラキンの衣裳であったり、とにかく一風変わった衣裳でバカバカしくも華やかに色どってきたが、またまた喰始が殿ご乱心。

「ミラクル」というタイトルから、和田アキ子さんをメインキャラクターにしたいと要望。アッコさんからも快諾をいただき、ワハハ本舗初の、出演しない人が出演者よりドデカくポスターに登場という事態に。

  

★ 4月に第30回公演『ラスト』(赤坂ACTシアター)が上演。ワハハ本舗創立80周年を迎える佳節、主宰であり演出家の喰始も既に65歳を越え、この先のワハハ本舗の未来も考えた上で全体公演はこれで“ラスト”と銘打って全国を回った。

しかし、お客様からの今まで以上の大声援を受ける中で、早くも喰始の中では3部作にするかどうかの気持ちが沸き始めた。しかし、もうやめると言い出したこともあるから、この気持ちが2年後まであれば3年後に本当に最後の全体公演をやろうと思い始め、スタッフですらこの先全体公演をやるのかやらないのかわからないまま新しい扉を開けた。

  

★ ワハハ本舗創立メンバー6名による完熟ワハハ公演を5月に上演。“私たちが元祖ワハハ”との意気込みが溢れ、打ち上げの席では「次は還暦にやりたいね」とメンバーから声が上がる。お酒の量も久しぶりに増えた。

その後、たまたま浅草六区再興に向けて再始動する事となった浅草六区ゆめまち劇場(旧:コシダカシアター)からの相談にて、思い出せないくらい久しぶりにオーディション実施。、若手だけでの劇団内劇団「浅草ワハハ本舗・娯楽座」を旗揚げ。たまたまのお陰で、ワハハ本舗の平均年齢がグンと下がった。同劇場にて7月の旗揚げから毎月演目を替えて上演し、半年だけで200ステージ越え。1000本ノックのような上演スケジュールで、初めて舞台に立った若手もいい顔つきになった。

  

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